3秒で結論
清水寺まで歩ける京都のヒルトン系はここだけ。そして大浴場があるのも、京都のヒルトン系5施設でここだけです。ただし温泉ではありませんし、サウナも駐車場もありません。「観光で歩き回って、帰って湯船に浸かりたい」——用事がこれなら、京都でここ以外を選ぶ理由は薄いです。
先にお断りしておきます。私が泊まったのは2023年8月、開業して間もない頃です。この記事の体験部分は3年前のもので、設備や運用は変わっている可能性があります。営業時間や料金など「いま」の数字は、2026年7月時点の公式・予約サイトで取り直しています。
この記事の書き手が、実際に泊まった証拠
ホテルの記事には「行っていない人が書いたもの」が混ざります。だから先に手元にあるものを出します。

石壁の銘板に KYOTO HIGASHIYAMA と入っています。京都のダブルツリーは東山と京都駅前の2つあるので、まずここで切り分けておきます。

木のカードキーが壁の差込口に刺さっていて、手前の紙のケースにRoom Number 326/Check-Out Date 8/31と手書きされています。
※正直に書いておきます。手書きに年は入っていません。「2023年8月」は私の記憶で、この写真から証明できるのは「326号室」と「8月31日にチェックアウトした」ことまでです。何泊したかも記録が残っておらず思い出せません。曖昧な記憶で日数を書くくらいなら、書かないほうがいいと考えています。
基本情報
| 正式名称 | ダブルツリーbyヒルトン京都東山 |
| 住所 | 京都市東山区本町1-45 |
| 開業 | 2023年8月 |
| 客室数 | 158室 |
| 最寄り駅 | 京阪本線「清水五条」駅から徒歩1分/地下鉄烏丸線「五条」駅から徒歩15分 |
| チェックイン/アウト | 15:00〜24:00/11:00 |
| 大浴場 | あり・宿泊者は無料(15:00〜23:00/6:00〜10:00)。温泉ではありません |
| フィットネス | あり・24時間・宿泊者は無料 |
| 朝食 | 有料・ビュッフェ(毎朝85種類以上) |
| 駐車場 | なし(公式・予約サイトとも「なし」。近隣のコインパーキングを使います) |
| ペット | 不可 |
| 喫煙 | 全室禁煙(電子・加熱式も含む)。喫煙エリアはロビー階 |
※上の数字は2026年7月時点の公式および予約サイトの掲載情報です。料金・設備は変わることがあるので、予約前に最新をご確認ください。
ダブルツリーbyヒルトン京都東山|清水寺まで歩けて、大浴場がある
京都のヒルトン系5施設で大浴場を持つのはここだけです。空室と料金は2社を見比べるのが早いので、両方置いておきます。
広告/料金は時期で変動します。ヒルトン・オナーズのポイント宿泊やダイヤモンド特典を使う場合は、公式予約が確実です。
立地|清水五条駅から徒歩1分、清水寺まで1.0km
公式が出している距離はこうです。
- 清水寺 1.0km
- 京都国立博物館 0.8km
- 三十三間堂 1.0km
- 東本願寺 1.3km
- 錦市場 1.3km
- 先斗町 1.3km
- 京都駅 約2km(車で約10分)
京阪「清水五条」駅の出口を上がってすぐ、というのが距離感です。京都のホテルは「駅から徒歩◯分」が当てにならないことがありますが、ここは駅前と言い切って差し支えありません。
ただし清水寺は坂の上にあります。地図上の1.0kmは平坦な1.0kmではないので、そこは見込んでおいてください。

客室

入って最初に目が行くのは窓側の障子です。壁の織物のアートには、正直あとから気づきました。テレビ、デスク、空気清浄機。

ベッドの脇に細長いソファとサイドテーブルがあり、奥は格子で仕切られています。

アメニティは竹の歯ブラシと竹の櫛でした。ヘアドライヤーは布の袋に入っています。

個人的にいちばん驚いたのが、客室にネスプレッソが置いてあることです。ダブルツリーはヒルトングループのなかでは価格を抑えた側のブランドで、この帯の部屋にコーヒーマシンが付いているのは、正直に言って普通ではないと思います。ここは素直に得をした気分になりました。
眺望はごく普通でした。京都の街並みが見えるという以上のものではありません。ただ音はまったく気になりませんでした。清水五条の駅前という立地なので通りの音を心配していましたが、杞憂でした。
大浴場|京都のヒルトン系で、湯船があるのはここだけ
ヒルトン系列に大浴場があるのは珍しく、京都の5施設(ヒルトン京都/ROKU KYOTO/ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸/ダブルツリー京都駅/ダブルツリー東山)で大浴場を持つのは東山だけです。

入口の掲示がこれです。15:00〜23:00 と 6:00〜10:00 の二部制。深夜1時に入ることはできません。日本語公式サイトにも「旅の疲れを癒してくれる大浴場。ご宿泊者は無料でご利用いただけます」とあります。
先に正直な注意点を書きます。
- 温泉ではありません。予約サイトの設備欄でも、温泉・源泉かけ流し・にごり湯はいずれも「なし」です
- サウナはありません
- 時間帯が区切られているので、遅い夕食のあとに入るなら23時を意識しておく必要があります
※上の掲示写真をよく見ると、英語の案内は “Please enter the onsen during opening hours only.” となっています。ホテル側は英語表記で onsen の語を使っていますが、予約サイトの設備欄では温泉は「なし」です。温泉を期待して行くと違いますので、そこだけ注意してください。
「温泉に入りに京都へ行く」人にとっては物足りないはずです。逆に「観光で歩き回った足を、部屋のユニットバスではなく大きい湯船で伸ばしたい」なら、これで十分です。
ラウンジ・バー「OPEN」|坪庭を眺めながら飲める
このホテルにはエグゼクティブラウンジはありません。ダブルツリーはヒルトングループの中ではミドルクラスの位置づけで、日本でラウンジを持つダブルツリーは京都駅前と大阪城の2施設だけです。
代わりにあるのが、レストラン「OPEN」に併設されたラウンジ・バーです。ホテルの案内には「目の前に広がる坪庭を眺めながら、幅広く取りそろえた世界各国のリキュールや、地元名産の日本酒などをお楽しみいただけます」とあります。

ガラスの向こうが坪庭です。低い木と石と水で組まれていて、天井までのガラス一枚で客席と地続きになっています。私はここで1杯いただきました。おつまみは豆菓子とミックスナッツの2種類が出てきました。
※この1杯が宿泊者へのサービスだったのか、注文して払ったものだったのか、記録が残っておらず思い出せません。ヒルトン公式・日本語公式サイト・予約サイトのいずれにも、無料のドリンクサービスがあるという記載を見つけられませんでした。当てにして予約すると外す可能性があります。
朝食|毎朝85種類以上。和食で組めるのが強い
ホテルの説明によると、朝食ビュッフェは毎朝85種類以上。一汁三菜が組める和食から洋食まで揃い、連泊向けに日替わりメニューも用意されています。
実際に私が取ったプレートがこれです。

焼き鮭、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、焼売、サラダ、味噌汁、お粥、トマトジュース。お粥と味噌汁が両方あるのが、京都で朝早く出る日にはありがたいところでした。85種類という数字より、この2つがあるかどうかのほうが実際は効きます。
フィットネス|24時間・宿泊者は無料

ランニングマシンが3台と、支柱が左右に立ったケーブルマシンが1台。予約サイトの掲載情報では24時間利用でき、宿泊者は無料、利用は宿泊ゲストのみとなっています。
ヒルトン・ダイヤモンド会員で泊まるとどうなるか
私は現役のヒルトン・ダイヤモンド会員です。このホテルで実際に受けられた特典は、次の2つでした。
- 客室のアップグレードがありました
- 朝食が2名分、無料になりました。ここが一番大きいところです
朝食は有料のビュッフェです。ダイヤモンド会員でこのホテルを検討しているなら、朝食付きプランで取るより、素泊まりで取って特典を使うほうが計算が合う場合があります。朝食の当日料金は変動するので、予約画面で朝食付きと素泊まりの差額を見比べてから決めてください。
※特典の内容は会員資格・満室状況・時期によって変わります。ここに書いたのは私が2023年8月に受けた内容で、いつでも同じとは限りません。
翌日、歩いて行ける場所|アメックスの「圓徳院 客殿」
このホテルから清水寺へ向かう途中、八坂神社寄りに高台寺があります。その塔頭である圓徳院の客殿が、アメリカン・エキスプレスのカード会員が無料で使える休憩処になっています(旧・京都特別観光ラウンジ)。

石塀小路の白壁沿いに案内が出ています。観光の動線のど真ん中です。

竹垣に営業案内が掛かっています。10:00〜17:00(受付終了16:30)。予約はできず、行った順です。

中は畳の客殿で、床の間に掛け軸がありました。私が行ったときは来迎図で、脇の説明書きに「盆・彼岸の先祖供養の時期のため掛けさせていただきました」とありました。掛かるものは時期で変わるようです。
公式に出ている内容をまとめるとこうなります。
- 客殿の無料利用、書院でのお茶の接待(宇治茶・梅湯・昆布茶・香煎茶など日替わり/夏は冷たい麦茶と冷やし飴)
- 圓徳院の拝観が無料。高台寺と掌美術館は拝観割引
- 駐車場が1時間無料
- カード会員本人と同伴者3名まで(2歳以上)
- 滞在は最大1時間(繁忙期は30分)
- 2026年の休業日は5月17〜19日、9月25・26日、10月4〜6日、12月11・12日
このブログの読者に、一番伝えたいのはここです。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、対象外です。公式の対象外カード一覧に明記されています(ほかにグリーン、ビジネス・グリーン、スカイ・トラベラー、Marriott Bonvoy アメックスも対象外)。
ヒルトンアメックスを持っているから寄れる、と思って高台寺まで坂を上ると、入れずに帰ることになります。行く前に手持ちのカードが対象かどうかを公式でご確認ください。
泊まる前に知っておくべきこと
- 駐車場がありません。公式・予約サイトとも「なし」。車で行くなら近隣のコインパーキングを前提に組んでください
- 大浴場は温泉ではありません。サウナもありません
- エグゼクティブラウンジはありません。ラウンジ目当てなら京都駅前のダブルツリーです
- 清水寺は坂の上です。1.0kmを平坦だと思って計画しないでください
- 全室禁煙。電子タバコ・加熱式も客室では使えません(喫煙エリアはロビー階)
- 京都市の宿泊税が別途かかります
よくある質問
ダブルツリー京都東山に大浴場はありますか?
あります。宿泊者は無料で、営業は15:00〜23:00と翌6:00〜10:00です。ただし温泉ではなく、サウナもありません。
ダブルツリー京都東山にエグゼクティブラウンジはありますか?
ありません。日本のダブルツリーでラウンジがあるのは京都駅前と大阪城の2施設です。東山にはレストラン「OPEN」に併設のラウンジ・バーがあり、坪庭を眺めながら飲むことができます。
ヒルトンとダブルツリーの違いは何ですか?
どちらもヒルトングループのブランドで、ヒルトン・オナーズのポイントが貯まり、ポイント宿泊もできます。ダブルツリーはヒルトンより価格帯が抑えめの位置づけです。チェックイン時に温かいチョコチップクッキーが出るのは、ヒルトンではなくダブルツリー固有の名物です。
清水寺までどれくらいですか?
公式の表示で1.0kmです。京阪「清水五条」駅から徒歩1分という立地なので観光の拠点として使えますが、清水寺は坂の上にあるため、地図上の距離より時間がかかります。
駐車場はありますか?
ありません。公式にセルフパーキング・バレーパーキングとも「なし」と明記されており、予約サイトの施設情報でも「駐車場はありません」となっています。近隣のコインパーキングを利用することになります。
まとめ
京都のヒルトン系5施設のなかで、このホテルの役割ははっきりしています。観光で歩き回る人が、帰ってきて湯船に入れる場所です。非日常の体験で選ぶならROKU KYOTO、河原町の街なかに出たいならヒルトン京都ですが、「清水寺まで歩けて、大浴場がある」を同時に満たすのは東山だけです。
京都のヒルトン系5施設の使い分けは京都ヒルトン系列5ホテル完全比較に、ヒルトンのポイントで泊まる手順はヒルトン ポイント宿泊サーチにまとめています。


