【2026年10月11日更新】2026年5月19日搭乗分からANA国内線が大幅リニューアル済み。エコノミークラスからファーストクラス(プレミアムクラス)へのマイルでのアップグレードが新設(対象はフレックス・スタンダードなどの運賃で、シンプルと特典航空券は対象外)+沖縄離島路線専用の必要マイルチャートが終了。5月19日以降は他の路線と同じ現在の必要マイルチャートで調べます。通常は片道6,000マイルから国内線特典航空券を利用できます(公式:ANA国内線特典航空券)。
この6,000マイル区間、私は実際に使っています。中部⇄松山を2名分・往復24,000マイル+諸費用1,760円で取った記録は坂の上の雲ミュージアム 実訪レビュー|松山1泊2日にまとめました。貯めたマイルは、こういう「飛行機なら1時間ちょっとの街」で使うのが一番気持ちいいです。
【2026年最新】ANAマイル制度の重要な変更点
2025〜2026年にかけて、ANAのマイル制度に複数の大きな変更があった。陸マイラーにとって押さえておくべきポイントを整理する。
ANA国際線特典航空券の必要マイル改定(2025年6月24日〜)
2025年6月24日(火)0:00以降に予約・発券した国際線特典航空券から、必要マイル数が改定された。日本発着のエコノミークラスは、ローシーズンとレギュラーシーズンが据え置きで、ハイシーズンが大きく増えた(例:日本⇔ハワイ往復のエコノミー・ハイシーズンは43,000マイルから65,000マイル)。同じ日から片道だけの特典航空券も使えるようになった(片道6,000マイルから)。「いつ飛ぶか」の選択がこれまで以上に重要になっている。
ANA国内線の大幅リニューアル(2026年5月19日〜)
2026年5月19日搭乗分から、ANA国内線に大きなリニューアルが入った。
- エコノミークラスからファーストクラス(プレミアムクラス)へのマイルでのアップグレードが新設——エコノミークラスの航空券(対象はフレックス・スタンダードなどの運賃)に追加マイルで、ファーストクラス(プレミアムクラス)に座れるようになる。1区間4,000マイルからで、搭乗の27日前から申し込める。陸マイラーにとっては「マイルの使い道」が広がる嬉しい変更
- 沖縄離島路線専用の必要マイルチャートの終了——2026年5月18日搭乗分をもって終了。5月19日以降は、他の路線と同じ現在の必要マイルチャート(直行1区間・更新日2025年5月20日)で必要マイルを調べる
モッピー→ANAマイル直接交換が開始(2026年2月2日〜)
ポイントサイト大手「モッピー」からANAマイルへの直接交換ルートが2026年2月2日に開通した。従来は「モッピー→Tポイント→ANAマイル」のような複数ステップが必要だったが、直接交換が可能になったことで手間が大幅に減少。交換はモッピーポイント3ポイント=1マイル、最低1,500ポイント(500マイル)から、手数料は無料で、交換には1〜3日かかる(運営会社セレスの発表)。マイルからモッピーポイントへは戻せない。陸マイラー初心者にとってのハードルが大きく下がった。
モッピーでの案件例:クレジットカード発行(5,000〜15,000P=約1,667〜5,000マイル)、証券口座開設(数千P)、不動産面談(数万P)など(3ポイント=1マイルで換算)。月1〜2件の案件をこなすだけで、年間数万マイルの上乗せが見込める。
マイルの延命活用テクニック——「使う直前に貯める」から「計画的に積む」へ
ANAマイルの有効期限は、積算した月から36か月後の月末まで。キャンペーンなどで貯まるマイルは期限が別に決まる。マイルのままでは延ばせないが、次の方法で手元に置ける期間を長くできる。
- ANA SKYコインに交換(コインは交換した月から12か月目の末日まで使える。10,000マイル以上の交換は会員ステイタスやカードで1.2〜1.7倍、現金やマイルには戻せない)
- ANA Payへのチャージ(マイル→ANA Pay→日常決済。1マイル=1円相当でチャージでき、ANA Pay残高の期限は最後にチャージか使った翌月から48か月後。チャージしたマイルは元に戻せない)
- 家族間マイル合算(ANAカードファミリーマイル。特典に交換するときに家族のマイルを合算できる仕組みで、マイルの期限を延ばすものではない)
「マイルが失効しそう!」と焦る前に、計画的にポイントサイト→マイル交換のタイミングを調整するのが上級者の戦略だ。
買い物だけで貯めました。有効期限は積算した月から36か月後の月末までですが、ANA Payなどに移せば長く保てます。
これが「陸マイラー」という生き方です。旅行好き界隈でよく話題になるこのキーワード——外資系クレジットカード会社で10年以上営業をしてきた立場から、カード会社側の設計も含めて正直にお伝えします。
この記事で分かること
- 陸マイラーとは何か——飛行機に乗らなくてもマイルが貯まる仕組み
- ANAマイルの価値——1マイルはいくらになるのか
- 買い物だけでマイルを貯める具体的な方法
- 元カード会社営業が教えるカード選びの本音
- マイルを使うとき——特典航空券の必要マイル数(2026年最新)
陸マイラーとは——飛行機に乗らずにマイルを貯める人
「陸マイラー(おかまいらー)」とは、飛行機への搭乗ではなく、日常の買い物・固定費の支払い・ポイントサイトの活用によってマイルを貯める人のことです。
もともとマイルは「飛行機に乗った距離に応じて貯まる」ものでした。しかしクレジットカードのポイントをマイルに交換できる仕組みが整ったことで、飛行機に乗らなくてもマイルを積み上げられるようになりました。
SNSでは「#陸マイラー」「#マイル修行」「#ポイント活用」などのタグで毎日大量の投稿があります。YouTubeでも陸マイラー系チャンネルは根強い人気を誇ります。それだけ多くの人が「日常生活をマイルに変える」という発想に魅力を感じているということです。
1マイルの価値——実は「1円」ではない
「マイルって結局1円でしょ?」と思っている方が多いですが、これは誤解です。
マイルの価値は使い方によって大きく変わります。 使い方1マイルの価値目安 現金・電子マネーに交換約0.5〜1円 国内線特典航空券に交換約1.5〜2円 国際線ビジネスクラスに交換約5〜10円以上
陸マイラーが目指すのは、国内線・国際線の特典航空券への交換です。ここで初めてマイルの価値が最大化されます。
私が保有する16万マイルを国内線の特典航空券に使えば、単純計算で約24〜32万円相当の旅行体験に変えられます。これを買い物だけで積み上げてきました。
国内線の特典航空券は、毎週の「今週のトクたびマイル」で通常より少ないマイルになる路線があります。対象路線は毎週火曜の正午ごろに公式サイトで告知され、予約・発券は水曜から翌週火曜まで、対象の搭乗期間はその翌週の水曜からです。2026年10月14日〜20日の搭乗分は、東京↔大阪や大阪↔福岡が片道3,500マイル(通常のレギュラーシーズンは東京↔大阪が6,500マイル)、東京↔長崎や東京↔佐賀が5,500マイル(通常は8,500マイル)です。2026年11月11日〜17日の搭乗分は対象外です(ANA公式)。
ANA国内線特典航空券——必要マイル数(2026年最新)
2026年5月19日搭乗分からの必要マイル数(直行1区間・片道)です。2026年10月11日にANA公式サイトで確かめた数字を記載します。 区間代表路線

つまり16万マイルあれば、東京↔沖縄をローシーズンで往復10回以上飛べる計算になります。
ローシーズンは日付で決まります。ANA公式のシーズンチャート(2026年10月11日時点)では、2026年11月30日まではレギュラー、12月1日〜23日がロー、12月24日〜2027年1月6日(年末年始)がハイ、1月7日〜2月28日がローです。東京↔沖縄の片道は、ローが8,000マイル、レギュラーが9,500マイル、ハイが12,000マイルです。
ANAの特別な塗装の飛行機「ちいかわジェット」をマイルで狙うときは、特典航空券の便を当日に変えられない点に気をつけてください。路線と便の見つけ方はちいかわジェットに乗るには?の記事にまとめています。
買い物だけでマイルを貯める——陸マイラーの基本戦略
戦略1 固定費をANAカードに集約する
陸マイラーの基本中の基本です。毎月確実に発生する固定費を全てANAカードの決済に集約します。
- スマホ料金
- 電気・ガス・水道
- 保険料
- サブスクリプション(各種ストリーミングサービス等)
- ふるさと納税
これだけで月5〜10万円の決済をカードに集約できる家庭は多いです。年間60〜120万円の固定費をANAカード(マイル還元率1%)で決済すれば、年間6,000〜12,000マイルが「ほったらかし」で積み上がります。
戦略2 日常の買い物もカード決済に統一する
コンビニ・スーパー・ドラッグストア・ネット通販——日常のあらゆる支払いをカードに統一します。現金払いとの最大の違いは、支払いがそのままマイルに変わるという点です。
外資系カード会社の営業として実感してきたことがあります。「ポイントやマイルはいつか使おう」と思ったまま失効させる人が非常に多い。固定費の集約と日常決済の統一——この2つを仕組み化するだけで、マイルは自然と積み上がります。
戦略3 ANAカードの選び方——マイル還元率で選ぶ
ANAカードには20種類以上のバリエーションがあります。陸マイラーが意識すべきポイントは一つです。マイル還元率が1%になる設定ができるかどうかです。 カードタイプ基本還元率1%にする方法年会費目安 ANA一般カード0.5%2マイルコース(JCBは年5,500円)または2倍コース(VISA・マスターは年度ごとに6,600円)に加入2,200円〜 ANAワイドゴールド1%(自動)不要15,400円〜
年間決済額が多い人ほどゴールドカードのコスパが上がります。年間200万円以上決済するなら、ゴールドカードの年会費は「元が取れる」水準になります。
マイルの有効期限——「実質無期限」にする方法
ANAマイルの有効期限は、積算した月から36か月後の月末までです(フライトや買い物で貯めたマイルの場合)。陸マイラーの間では、期限を長く保つ「延命」という考え方があります。
マイルの期限は積算した月ごとに決まり、新しく貯めても、すでにあるマイルの期限は延びません。使うときは期限が近いものから順に引かれます(ANA公式)。カード決済で毎月マイルを積み上げていれば新しいマイルが入り続けますが、古いマイルの期限は変わらないので、期限の近いものから使っていく考え方になります。
私もANAマイルを16万マイル以上持っています。期限は積算した月ごとに来るので、期限の近いものから使い道を決めていくのが基本です。
元カード会社営業の本音——マイルを最大化するための視点
カード会社の営業として、マイル系カードを案内してきた経験から正直に言います。
マイルを貯めること自体を目的にしてはいけません。
マイルはあくまで「日常の決済の副産物」です。「マイルを貯めたいから」という理由で支払能力以上の買い物をしたり、複数のカードを管理しきれないほど作ったりするのは本末転倒です。
陸マイラーとして長く続けられる人の共通点はシンプルです。
- 一括払いを徹底している
- 固定費の集約を「仕組み」として作っている
- マイルは特典航空券に使い、価値を最大化している
マイルを貯めても旅行先でお金がなければ本末転倒——これは私が常に意識していることです。マイルで航空券代を浮かせ、その分を旅先での体験に使う。これが陸マイラーの本来の姿です。
まとめ——陸マイラーを始める3つのステップ
- ANAマイレージクラブに入会する(無料)——マイルを積み上げる「箱」を作る
- ANAカードを1枚選んで発行する——固定費の集約先を決める
- 日常の決済を全てカードに統一する——あとは仕組みが自動でマイルを積む
飛行機に乗らなくても、日常の買い物がそのまま旅の資金になる。これが陸マイラーという生き方です。
外資系クレジットカード会社での10年以上の営業経験・FP2級の知識をもとに執筆。マイル数・必要マイル数はANA公式サイト(2026年5月19日搭乗分からの必要マイルチャート・2026年10月11日確認)をもとに記載しています。最新情報はANA公式サイトでご確認ください。
マイルを貯めるカード選びに迷ったら
陸マイラーの第一歩はカード選び。メインカードとは別に、サブカードとしてエポスカードを1枚持っておくのをおすすめします。
- 年会費永年無料
- 海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)——マイルで取った特典航空券の旅でも、空港までの電車代やタクシー代などの「旅行代金」をエポスで払えば保険が使える
- 利用状況に応じてゴールドカードへの招待が届くことがある(招待経由ならゴールドも年会費無料。招待の条件は公式が公表していない)
- マルイ・モディでの優待(年4回の「マルコとマルオ」の期間中は10%OFF)
特典航空券で海外に行く際、保険を備えたカードがないと不安です。エポスカードは旅行代金の決済で海外旅行保険が適用(利用付帯)されるので、陸マイラーとの相性は抜群です。
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この記事を書いた人
よこ|売る側に20年いた私が、買う側のあなたの味方をする。
外資系カード会社営業10年(全国表彰3回)/光回線販売5年(単月全国2位)/不動産賃貸業10年の現役大家/現役ヒルトンダイヤモンド会員(国内9割宿泊)。Googleマップ投稿写真は累計2,100万回以上閲覧、ブログはAI回答に3ヶ月で7万回以上引用されています。


