ダブルツリーバイヒルトン大阪城公園——このホテルを知っている人は少ない。大阪でヒルトン系というと「コンラッド大阪」が真っ先に出てくるが、実はこちらもかなりの実力派だ。
ダイヤモンド会員として訪れ、平日泊で2段階アップグレードのコーナースイートに通された。今回はその全貌を正直にレポートする。
ダブルツリー大阪城公園は「異端」のダブルツリーだ
ダブルツリーバイヒルトンは、ヒルトングループの中ではミドルクラスに位置するブランドだ。コンラッドやウォルドーフアストリアとは異なり、エグゼクティブラウンジは通常設置されない。
しかし大阪城公園のダブルツリーは違う。エグゼクティブラウンジを完備している。日本のダブルツリーでは京都駅前とここの2施設だけという非常にレアな存在だ。ダイヤモンド会員ならラウンジを無料で使える——ミドルクラスブランドで、このクオリティは正直驚いた。
| ホテル名 | ダブルツリーバイヒルトン大阪城公園 |
|---|---|
| 場所 | 大阪市中央区(大阪城公園に隣接) |
| ブランド | DoubleTree by Hilton(ヒルトン系ミドルクラス) |
| 特徴 | 日本のダブルツリーで2施設のみエグゼクティブラウンジ完備 |
| 立地 | やや不便(繁華街まで距離あり)だがコスパ最強 |
| 開業 | 2024年5月1日(2025年現在まだ新しい) |
| アクセス | 大阪メトロ・京阪「天満橋」駅徒歩5分 / 大阪城大手門から徒歩5分 |
| 接客 | ★★★★★(抜群) |

レセプション横の「SEN」が素敵すぎる
チェックインのとき、レセプション横にある「SEN」というショップが目に入った。子・侍・川——大阪の文化をモチーフにした小物や地域のプロダクトが並んでいる。旅行の最後に立ち寄って何か買いたくなる、そういうお土産屋さんだ。
コンビニで済ませるような土産と違い、ここで買ったものは「このホテルで買った」という記憶とセットになる。ちゃんと意味のある物販をしているホテルは少ない。ダブルツリー名物のチョコチップクッキーやバナナブレッド、限定チーズケーキ(12cm・1日10個限定)なども購入できる。

チェックイン|平日ダイヤモンド特典で2段階アップグレード
チェックインで渡されるのが、ダブルツリー名物の温かいチョコチップクッキーだ。ブランド世界共通レシピで焼き上げる大きなアメリカンクッキーで、全宿泊者がもらえる。SENショップでも購入できる。
ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員として平日にチェックインしたところ、予約カテゴリから2段階上のコーナースイートにアップグレードされた。平日は稼働率が下がるため、ダイヤモンド会員へのアップグレードが出やすい。このホテルに泊まるなら平日が断然おすすめだ。

コーナースイート|大阪城がど真ん中に見える部屋
コーナースイートはリビングルームとベッドルームが分かれた本格的なスイートだ。リビングには大きなソファ、ダイニングテーブル、大型TV。ベッドルームにはキングサイズのベッド。二つの窓から、それぞれ異なる角度で大阪城が見える。


そして何より、この眺めだ。

大阪城がど真ん中に収まる景色は、大阪のホテルの中でもここでしか見られない。コンラッドの夜景も素晴らしいが、昼間のこの眺めは別格だ。



室内設備|細かい気遣いが嬉しい
客室にBlueairの空気清浄機が置かれていた。大手ホテルで空気清浄機を標準装備しているところは意外と少ない。花粉の季節や体調が優れないときに地味に助かる。

バスルーム|清潔感と機能性
バスルームは洗面台が2つ並ぶゆとりのある設計。バスタブとシャワーブースが分離されており、使い勝手が良い。コンラッドほどの豪華さはないが、コーナースイートのバスルームとして十分すぎるスペックだ。


エグゼクティブラウンジ|ダブルツリーらしからぬクオリティ
ダイヤモンド会員特典でエグゼクティブラウンジを利用した(20階・最上階)。通常ダブルツリーブランドにラウンジはない——それを知った上で入ると、驚くクオリティだ。
アフタヌーンティー(14:00〜16:00)の軽食プレートはミニバーガー、コロッケ、マドレーヌ、抹茶スコーンなど16種類以上。食事になるボリューム感だ。
そして最大のポイントがカクテルタイム(17:00〜19:00)だ。スパークリングワイン・赤白ワイン・ビール・ジン・ウォッカ・ウイスキー・日本酒——アルコール全種類が無料。ホットミールも日替わりで提供される。夕食代を大幅に節約できるうえ、20階から夜の大阪城を眺めながら飲む一杯は格別だ。
お茶はDilmahのラインナップが豊富で、セルフで好きなものを選べる。



朝食|たこ焼き赤提灯が出迎える「OMOROI CORNER」
朝食会場に「OMOROI CORNER(おもろいコーナー)」という大阪らしいコーナーがある。赤提灯に「たこ焼き」の文字——朝からたこ焼きが食べられる。大阪のホテルらしい遊び心だ。
ビュッフェ全体としては和洋折衷で種類も多い。コンラッドの朝食に比べるとラグジュアリー感は劣るが、コスパを考えれば十分すぎる内容だ。

接客について——これが一番の差別化
このホテルで最も印象に残ったのが接客だ。チェックイン時のアップグレードの告知の仕方、ラウンジスタッフの自然なコミュニケーション、チェックアウト時の一言——すべてに温度がある。マニュアル通りでなく、ちゃんと「人」として接してくれる感じがした。
高級ホテルに泊まって「接客が素晴らしかった」と言えるのは意外と少ない。ハード(部屋・設備)が良くてもソフト(接客)が伴っていないホテルはたくさんある。ここはソフトが抜群だ。
コスパ評価|大阪で泊まるなら選択肢に入れるべき
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 客室 | ★★★★☆ | コーナースイートは広くて大阪城ビューが最高 |
| 眺め | ★★★★★ | 大阪城がど真ん中。ここ以外では見られない |
| ラウンジ | ★★★★★ | ダブルツリーにラウンジがある時点で異次元 |
| 朝食 | ★★★★☆ | たこ焼きコーナーなど大阪らしさ◎ |
| 接客 | ★★★★★ | 全スタッフが抜群。このホテル最大の強み |
| 立地 | ★★★☆☆ | 繁華街から遠いが大阪城公園散歩は最高 |
| コスパ | ★★★★★ | ヒルトン系でこの価格帯でこの内容は珍しい |
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立地が微妙という弱点はある。梅田や難波まで出るには少し時間がかかる。ただし、大阪城公園を散歩できるのはここならではの体験だ。観光目的よりも「大阪城を眺めながらゆっくり過ごしたい」「コスパよくラウンジ付き上位ブランドに泊まりたい」という人には刺さる。
ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員なら、平日に予約してアップグレードを狙うのが正解だ。
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