ROKU KYOTO 宿泊記|ヒルトンポイントで3回通った鷹峯の宿

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ロク京都 池に映る夜景 星空Hilton

京都に行くなら、どこに泊まるか——この問いに対して、私が出した答えが「ROKU KYOTO」だ。3回泊まって、3回とも「また来る」と思った。それだけで十分だと思う。

観光地から離れた静かな鷹峯。喧騒とは無縁の場所に、ヒルトン最高級ブランド「LXR Hotels & Resorts」がある。

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ROKU KYOTOとは|ヒルトン最高峰「LXR」の意味

LXR Hotels & Resortsはヒルトングループの最高級コレクションブランドだ。コンラッドよりさらに上——「それぞれの土地の文化と歴史に根ざした超高級ホテル」という位置づけで、アジア太平洋地域への初進出物件がこのROKU KYOTOだった。

「ROKU(ロク)」の名は平安時代に天神川のほとりで紙を漉いた「紙座」にちなみ、「漉(ろく)」に由来する。琳派発祥の地・鷹峯の歴史が、ホテル名そのものに宿っている。

ホテル名ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
ブランドLXR Hotels & Resorts(ヒルトン最高級)
エリア京都市北区鷹峯(たかがみね)
料金目安1泊82,000円〜(またはヒルトンポイント80,000〜110,000pt)
特徴天然温泉使用の屋外サーマルプール完備
ラウンジクラブラウンジなし(ティーハウスがコモンスペース)
ロク京都 外観 水盤
水盤に映るROKU KYOTO。鷹峯の緑と空が溶け合う

アクセス|「京都駅からバス一本」を知っている人は少ない

ロク京都は「交通の便が悪い」と言われることがある。確かに市内中心部とは距離がある。しかし京都駅前から市バス一本で行けることは意外と知られていない。所要45〜50分ほど、「北木ノ畑」バス停で降りて歩けば着く。市バス6 佛教大学・鷹峰源光庵方面です

渋滞次第では時間がかかるが、このアクセスを把握していれば「鷹峯は遠い」という印象が変わる。むしろこの距離感こそが、あの静けさを生んでいる。 まぁバスで行く人いないかもですが

到着|夜の外観が既に別世界

ロク京都 夜の外観 ライトアップ
夜のROKU KYOTO。ライトアップされた木々と建物が幻想的
ロク京都 中庭 水盤
昼の中庭。静寂の中に松の木が佇む

チェックイン|木製のルームキーが全てを物語る

チェックインはティーハウスで行われる。高い吹き抜け天井、漆と天然木の空間——ここに足を踏み入れた瞬間に「普通のホテルではない」とわかる。

チェックインが終わっても、ティーハウスを離れたくなくなる。ずっといられる。スマホを見る気も失せる。鷹峯三山の緑を眺めながら本を読んでいると、時間が溶けていく。

お茶は京都・伏見の老舗茶舗「椿堂(つばきどう)」とのコラボで、6種類の高級日本茶がセルフで飲み放題。京都紅茶(自然発酵)・ジャスミン茶・京都緑茶・ミント&緑茶など、どれも上質でついつい飲みすぎる。

正直に言う。飲みすぎてトイレに何度も行った。3時間ここにいた。

クラブラウンジがない代わりに、このティーハウスがある。5m近い天井、天然木の空間、鷹峯の緑——それで十分すぎる、というのが3回泊まっての正直な感想だ。

渡されるルームキーが木製だ。「ROKU KYOTO」のロゴが刻まれた薄い木のカード。プラスチックのカードキーとは全く違う手触りと重さがある。

ロク京都 木製ルームキー
木製のルームキー。この一枚でROKUの世界観がわかる

チェックイン時のウェルカムドリンクは緑茶と黒糖わらび餅。温かいおしぼりと共に提供されるこの一杯が、旅の疲れをすっと溶かす。

客室|プライベートガーデン付きの静寂

ダイヤモンド会員特典でアップグレードされた客室はプライベートガーデン付き。窓の外に広がる小さな日本庭園を独り占めできる。

室内に入ると、まず届くウェルカムフルーツと和菓子。みかん・いちじく・栗など季節の果物と京菓子の組み合わせが、置かれた花一輪と一緒に迎えてくれる。

ロク京都 ウェルカムフルーツ 和菓子
ウェルカムフルーツと和菓子。季節の果物と花が添えられる
ロク京都 客室 ベッドルーム 庭ビュー
ベッドルームから見えるプライベートガーデン。静寂しかない
ロク京都 客室 ベッド 浴衣
ベッドに用意された浴衣。京都らしい細やかな演出

室内設備|日本酒・急須・ネスプレッソの共存

ミニバーには日本酒・ワイン・お菓子が並ぶ。ただ置いてあるだけでなく、それぞれがセレクトされた品だ。急須と陶器の茶碗セットはすべて手仕事の器で、引き出しを開けると茶葉の種類が豊富に揃っている。ネスプレッソも当然ある。

ロク京都 客室 ミニバー ワイン 日本酒
ミニバー。ワイン・日本酒・急須が共存するROKUらしい空間
ロク京都 急須 茶碗 陶器
手仕事の急須と茶碗。茶葉の種類も豊富
ロク京都 ベッドサイド スピーカー
ベッドサイドにはBluetoothスピーカー。窓の外は庭

石風呂|深めのバスタブ

バスルームはプライベートガーデンを望む石造りの風呂。深めの角型バスタブで、窓を開けると外の空気と庭の緑が入ってくる。

ロク京都 バスルーム プライベートガーデン
バスルームからプライベートガーデンが見える
ロク京都 石風呂 バスタブ
石造りの深いバスタブ。浸かるだけで京都を感じる

池に映る夜景|これを見るためだけでも来る価値がある

ロク京都 池に映る夜景 星空
池に映るROKU KYOTOの夜景。星空と光の反射が息をのむ美しさ
ロク京都 池に映るレストラン 紅葉
秋の夜。紅葉と池の反射が重なる

夜、敷地内を歩くと池の水面にホテルの光が映り込む。紅葉の季節はさらに別格で「一生に一度は泊まりたい」という声が多いのがわかる。3回泊まって3回とも、この景色の前で足が止まった。

ジム|Technogym完備・24時間利用可

ロク京都 ジム トレッドミル Technogym
ジムはTechnogym製のマシンが並ぶ
ロク京都 ジム ウエイトエリア
ウエイトエリアも充実。

インルームダイニング|ハンバーガーと牛丼が最高

ロク京都のインルームダイニングはテレビのリモコンからオーダーするシステム。深夜でも対応可能だ。

イチオシは2品。京都牛パテのチーズバーガー和牛リブロインステーキ丼だ。「ホテルのルームサービスで食べるハンバーガーと牛丼」——この非日常感が好きで、毎回どちらかを必ず頼む。

ロク京都 インルームダイニング ハンバーガー
京都牛パテのチーズバーガー。ボリューム満点でフライドポテト付き
ロク京都 インルームダイニング 和牛リブロイン丼
和牛リブロインステーキ丼。朱塗りの重箱で登場。ネギたっぷり

朝食|和食か洋食か、どちらも外れなし

レストラン「TENJIN」での朝食はビュッフェ+アラカルトのホットディッシュ1品制。和朝食セットを選ぶと、刺身・焼き魚・卵焼き・煮物が木箱に美しく並ぶ。洋食ならエッグズベネディクトが評価高い。

ロク京都 和朝食 窓から庭の景色
庭を眺めながらの朝食。これ以上ない贅沢な朝
ロク京都 和朝食セット 刺身 焼き魚
和朝食セット。木箱に刺身・焼き魚・卵焼きが丁寧に並ぶ

周辺散歩|源光庵・松野醤油・klore

ロク京都の周辺は、「観光地」ではなく「生活と歴史が混在する静かな場所」だ。これがこのエリアの最大の魅力でもある。

源光庵|悟りの窓と迷いの窓

徒歩約10〜15分で源光庵に着く。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」CMで一躍有名になった「悟りの窓(円形)」と「迷いの窓(角形)」があるお寺だ。拝観料400円で、この景色が見られる。紅葉シーズンは窓の向こうが真っ赤に染まり、圧巻の一言だ。

源光庵 悟りの窓 円形
源光庵・悟りの窓。円形の窓から見える庭が絵のように美しい
源光庵 悟りの窓 別角度
別角度から。障子と畳と円形の窓の組み合わせが日本らしさの極み
源光庵 山門
源光庵の山門。円形の装飾が施された独特の意匠

松野醤油|文化2年(1805年)創業の老舗

光悦寺参道沿いに「松野醤油」という醤油屋がある。文化2年、1805年創業の京醤油の老舗だ。手作りにこだわった醤油は、スーパーでは手に入らない味がある。ロク京都に泊まる度に必ず立ち寄って買って帰る。手土産にも最適だ。

実はロク京都が位置するしょうざんリゾート内の土産屋でも松野醤油を取り扱っている。わざわざ光悦寺参道まで歩かなくても、敷地内で買えるのが嬉しい。時間がなければこちらで、時間があれば参道散策がてら本店へ——どちらも選べる。

klore|最終日に寄るパン屋

鷹峯の住宅街に「klore(クロア)」というパン屋がある。火・水曜定休、9時〜18時営業。約40〜50種類のパンが並ぶ人気店で、ハード系のパンが特に評価が高い。アクセスが不便にもかかわらず行列ができる。最終日の朝に立ち寄って、帰りの新幹線のお供に買って帰るのが定番だ。

klore パン屋 看板 鷹峯 京都
klore(クロア)の看板。火・水定休、9:00〜18:00

ダイヤモンド会員特典と正直な注意点

特典内容
朝食無料(2名)✅ TENJIN での朝食が2名分無料
ルームアップグレード✅ 空き状況次第(プライベートガーデン付きなど)
アーリーチェックイン/レイトチェックアウト✅ リクエスト制
エクスペリエンスクレジット2024年4月以降廃止(以前は1〜1.5万円相当あり)
クラブラウンジ❌ なし(ティーハウスがコモンスペース)
屋外サーマルプール✅ 宿泊者無料(天然温泉使用)

2024年4月以降、エクスペリエンスクレジット(実質1〜1.5万円の食事・スパクレジット)が廃止されたのは正直惜しい。ただそれを差し引いても、このホテルに泊まる価値は十分にある。ポイント宿泊なら80,000〜110,000ポイントが目安。ヒルトンポイントの効率的な貯め方はこちら

ROKU KYOTOは「観光のついでに泊まる宿」ではない。「何もしない」という明確な目的で泊まっていい施設だ。サーマルプールで浸かる、ティーハウスでお茶を飲みながら本を読む、部屋の庭を眺める——それだけで1泊が完結する。金閣寺に行かなくていい。それがROKU KYOTOの正しい使い方だと思う。

正直に言う|ROKU KYOTOの弱点はここだ

3回泊まって気づいた、唯一の弱点を書いておく。

レストランが1つしかない。

ホテル内のレストラン「TENJIN」はディナーも人気が高く、予約で埋まってしまうことが多い。「せっかくROKUに泊まるのだからホテルで食べたい」と思っても、タイミングによっては入れないのが現実だ。

解決策は2つある。

  • インルームダイニングを使う → ハンバーガーや牛丼を部屋で食べる。むしろこれが正解という説もある。窓の外の庭を眺めながら牛丼を食べる非日常感は、レストランより好きかもしれない。
  • 近隣のレストランへ出る → 鷹峯・北山エリアには上質な和食・フレンチが点在する。少し足を伸ばせば「ちょっとお高いがちゃんとした」レストランが使える。事前に予約しておくのがベスト。

ディナーだけは事前に予約を入れておくか、インルームダイニングを使う前提で計画を立てておくと、当日慌てない。

まとめ|「静かな京都」を求める人への最適解

項目評価コメント
ロケーション★★★★★鷹峯の静けさは唯一無二
ティーハウス★★★★★最強のコモンスペース。ずっといられる。読書が捗る
客室★★★★★プライベートガーデン・石風呂が最高
夜景・庭園★★★★★池に映る夜景は一生の記憶になる
朝食★★★★☆和洋どちらも水準高い
ディナー★★★☆☆レストランが1つのみで予約が取りにくい。インルームダイニング推奨
インルームダイニング★★★★★ハンバーガー・牛丼は必食
コスパ★★★☆☆高いが価値はある。ポイント泊推奨
周辺環境★★★★★源光庵・松野醤油・kloreと徒歩圏

金閣寺も清水寺も祇園も——京都の有名どころを一通り見た人が「次は違う京都を体験したい」と思ったとき、鷹峯エリアとROKU KYOTOは正解の一つになる。観光地の賑わいとは真逆の、静かで深い京都がここにある。

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