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星のや東京 宿泊記|塔の日本旅館を本音レビュー

結論|星のや東京は「都心で旅館に泊まる」唯一無二の体験

  • 地上17階・地下2階の塔のなかが丸ごと一棟の日本旅館という建築自体が宿泊価値
  • 地下1500mから汲み上げた天然温泉「黒の湯」に大手町で入れる希少性
  • 各階のお茶の間ラウンジ無料サービス(おにぎり夜食・季節の和菓子・抹茶)が実質1万円分以上
  • 1泊2名 約12〜18万円。アマン東京・フォーシーズンズ大手町と同価格帯ながら体験のベクトルが完全に別物
  • こんな人におすすめ:記念日・両親プレゼント・外国人ゲスト同行・「ホテル疲れ」した上級者

この記事を書いた人

外資系金融で営業歴20年・カード営業10年・ヒルトンダイヤモンド会員(現役)・不動産賃貸業10年・Googleローカルガイド レベル8。国内外の高級ホテル100泊以上の実体験から、ヒルトンに偏らない「ホテル × クレカ × 体験」の独占視点で発信しています。

📅 体験日エビデンス|2020年10月17日〜18日 1泊2日(コロナ下のステイケーション期に夫婦で宿泊)。本記事の写真・感想はすべて当時の実体験に基づきます。料金や設備は最新の公式情報で更新済みです。

星のや東京とは|大手町ど真ん中に立つ「塔の旅館」

星のや東京は、星野リゾートが2016年7月に開業した日本旅館ブランド「星のや」シリーズの東京拠点。所在地はオフィス街として知られる大手町一丁目で、地上17階・地下2階の塔そのものが一棟まるごと旅館という、世界的に見ても珍しい建築様式です。

外観は黒い格子「江戸小紋」をまとったモダンな塔。エントランスで靴を脱ぎ、館内は畳敷き。エレベーターで客室階に上がっても、各階に「お茶の間ラウンジ」と呼ばれる共有空間があり、ここでお茶や和菓子、夜食のおにぎり、深夜のお茶漬けまで無料で楽しめます。

塔の旅館という発明|地方の星のやが「自然のなかの一棟貸し」だとすれば、星のや東京は「都心の塔のなかに山里を再現した」コンセプト。エレベーターで上下移動する旅館は、この施設だけです。

私が星のや東京を選んだ理由|ヒルトン軸からの越境

普段はヒルトン・ダイヤモンド会員としてコンラッド東京やヒルトン広島に滞在することが多い私ですが、2020年10月当時はコロナ禍で海外渡航が止まっており、「東京で非日常」を求めていました。

ヒルトンやマリオット系の外資高級ホテルは何度も泊まっています。ただ星野リゾートの最高峰「星のや」だけは未体験で、しかも東京・大手町という日常の延長線上で「旅館」を体験できる。これは行くしかない、と妻と決めました。

アクセス|大手町駅直結・東京駅から徒歩10分

星のや東京は地下鉄大手町駅 A1出口から徒歩約2分。東京駅丸の内北口からも徒歩10分強で歩けます。我が家は名古屋からの新幹線移動だったので、東京駅からタクシーで5分・ワンメーターでした。

車寄せは大手町仲通り側にあり、専用の傘番(雨の日でも濡れずに玄関へ)と荷物番が常駐。ここでスタッフから「ようこそお越しくださいました」と三つ指で出迎えられた瞬間に、ビジネス街にいることを忘れます。

チェックイン|玄関で靴を脱ぐ瞬間が「旅館モード」スイッチ

玄関は完全な下足脱ぎ式。靴を脱ぐと、専属スタッフが靴を預かり、滞在中は館内すべて素足または足袋ソックスで過ごします。ロビーは靴を脱いだ瞬間、足裏に伝わる畳の感触で一瞬で「旅館脳」に切り替わる感覚。これは大手町という立地だからこそのギャップが効きます。

チェックインは1階の畳ラウンジに座って抹茶をいただきながら。書類記入はほぼなく、宿帳もスタッフが代行。所要15分ほどで客室「藤」に案内されました。

客室|各階6室・畳ダイニングスタイルの「百日紅」「藤」

客室は全84室で、すべて1フロアに6室のみという贅沢な設計。フロアの中央に「お茶の間ラウンジ」を配置し、その周りに客室が並ぶ「町家のような長屋構造」になっています。

客室タイプは大きく3種類:

  • 百日紅(さるすべり):定員2名・約60平米のスタンダード
  • :定員2名・角部屋でビューが2方向
  • :定員4名・上層階のスイートタイプ

私が滞在したのは「藤」。畳の間にローベッド2台、その隣に畳ダイニング(掘りごたつ風)と書斎コーナー、洗面・檜風呂・トイレの水回りが完全分離。窓は大手町の高層ビル群を望む都心ど真ん中ビューで、夜は皇居の森が黒く沈み、その向こうに丸の内のオフィス光が広がります。

滞在中の発見|畳ダイニングで朝、深煎り焙じ茶を飲みながら大手町の通勤ラッシュを17階上から眺める時間。「自分だけが旅館にいて、街は出勤している」という都心ステイの極みを味わえます。

大浴場「黒の湯」|地下1500mから汲み上げた都心の天然温泉

星のや東京最大の特徴が、最上階17階の天然温泉大浴場。地下1500mから汲み上げた本物の温泉で、湯色は薄黒い琥珀色(メタけい酸が豊富)。

大浴場は吹き抜けの内湯のみ(露天はなし)で、天井は四角く空に開いており、夜は星空、朝は青空が見える「上向きの開放感」がユニーク。アマン東京のプール越し東京タワービュー、フォーシーズンズ大手町のスカイプールとはまったく別ベクトルの「内向きの没入感」を味わえます。

営業時間は基本24時間(清掃時間除く)。混雑回避のため、宿泊者は専用アプリで各階のお茶の間ラウンジから事前予約もできました。

ダイニング|Nipponキュイジーヌ(ディナー)

地下1階のメインダイニングでは、和の食材をフレンチ技法で再構築した「Nipponキュイジーヌ」を提供。エグゼクティブシェフは浜田統之氏(ボキューズ・ドール世界大会銅メダリスト)。

私は「大地の滋味コース」(当時 約25,000円)を選択。鴨と無花果の前菜、土鍋で蒸した鮟鱇、信州ジビエのロースト…と、和食でもフレンチでもない「星のやでしか食べられない料理」が10皿。ペアリングは日本酒主体で、富山「満寿泉」や石川「数馬」など地酒蔵元との直取引銘柄が並びます。

ドレスコードは「館内着でOK」。これがまた贅沢で、館内専用の作務衣風ナイトウェアでディナーに行ける高級店は世界的にも珍しいです。

朝食|土鍋ご飯と季節の小鉢が並ぶ和定食

朝食は客室で受けるインルームスタイル。前夜にお茶の間ラウンジで時間とメニューを伝えると、翌朝、客室の畳ダイニングに次々と料理が運ばれてきます。

メインは新潟魚沼産コシヒカリの土鍋ご飯(一人用の小ぶりな土鍋)。これに焼き魚、出汁巻き、季節の小鉢7種、香の物、味噌汁、季節果物。土鍋ご飯はおこげまで残さず食べたくなる炊きあがりで、朝食だけでも宿泊価値があると感じました。

お茶の間ラウンジ|各階の無料サービスが実質1万円超

星のや東京を象徴する設備が、各客室階の中央にある「お茶の間ラウンジ」。ここでは時間帯ごとに以下の無料サービスが提供されます。

時間帯提供内容
7:00-10:30和菓子・煎茶・コーヒー
14:00-17:00季節の生菓子・抹茶
19:30-22:30夜食のおにぎり2種・お吸い物
22:30-翌7:00深夜のお茶漬け・梅干し・漬物

これらがすべて無料で、しかも宿泊者専用なので人がほとんどいない時間帯も多く、貸切感覚で利用できました。1泊で4回の小休止すべてを使えば、ホテルのアフタヌーンティー+夜食ルームサービスを取った場合と比較して実質1万円以上の価値があると感じます。

浴衣・館内着|館内ぜんぶ作務衣でOKという解放感

客室には作務衣型の館内着と足袋ソックスが用意されており、これでロビー・大浴場・ダイニング・お茶の間ラウンジまで全エリア移動可能。

外資系の高級ホテルでも、ロビーやダイニングはバスローブNGが基本。「館内着のままディナーへ」が許される高級宿は星のやくらいで、これが一晩中続く解放感は他では味わえません。

予約攻略|公式 vs 一休 vs 楽天トラベル

星のや東京の予約ルートは主に3つ。私の経験と最新情報を踏まえて比較します。

予約ルート特徴向いている人
星野リゾート公式マタニティプラン等の特殊プラン豊富・キャンセルポリシー柔軟記念日・特別プラン重視
一休.com一休ポイント還元(最大5%)・ダイヤモンド会員特典一休ヘビーユーザー・ポイント重視
楽天トラベル楽天ポイント・SPU連動楽天経済圏の方

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値段帯の目安|1泊2名 約12〜18万円が中心

2026年現在の星のや東京の宿泊料金は、素泊まり1泊2名でおおむね120,000円〜180,000円。ディナー込みのプランだと2名で20万円超が標準ラインです。

ハイシーズン(紅葉・桜・年末年始)は2名25万円超もありますが、平日の梅雨どきや真冬は10万円前後まで下がるタイミングもあります。

アマン東京・フォーシーズンズ大手町・パレスホテルとの比較

同じ大手町・丸の内エリアの最高級ホテル群と、星のや東京の立ち位置を整理します。

施設立ち位置価格帯(2名素泊まり)こんな人に
星のや東京塔の日本旅館12〜18万円和の没入体験
アマン東京禅×ミニマリズム20〜35万円最上級の静寂
フォーシーズンズ大手町皇居ビュー×モダン15〜30万円外資ラグジュアリー王道
パレスホテル東京皇居ビュー老舗10〜20万円日本のクラシック

結論:星のや東京は「大手町に泊まる旅館」という体験軸が他3施設と完全に別物。価格で迷うフェーズではなく、「都心で何を体験したいか」で選ぶ施設です。

星野リゾート他施設との位置づけ|界 秋保との比較

星野リゾートの国内ブランドは大きく4種類:星のや(最高峰)/界(温泉旅館)/リゾナーレ(ファミリー)/OMO(街ナカ)。星のや東京は最高峰ブランドです。

同じ星野リゾートで私が宿泊した界 秋保(仙台)と比べると、界は「ご当地楽」でその土地の文化を浴びる温泉旅館型、星のや東京は「都市のなかに山里を持ち込む」コンセプトで、価格帯も2倍ほど違います。星野リゾート初心者には界、上級編に星のやという棲み分けが分かりやすいです。

よくある質問|FAQ

Q1. ドレスコードはありますか?
A. ロビー・ダイニング含め館内着(作務衣)でOK。これは星のや最大の特徴です。

Q2. チェックインは何時から?
A. 通常15:00〜。アーリーチェックイン(13:00〜)はプランや空き状況により対応可能。

Q3. 子連れは大丈夫?
A. 可能です。ただし館内は静寂を重視する設計のため、未就学児連れは要事前相談。

Q4. 記念日プランはある?
A. アニバーサリープラン、マタニティプラン(妊娠中の方向け)など特別プランあり。公式サイトで確認できます。

Q5. アフタヌーンティーは単体利用できる?
A. 宿泊者向けのお茶の間ラウンジは無料・宿泊者限定。日帰りの方は別レストランの茶寮プランを利用します。

Q6. 駐車場は?
A. 提携駐車場あり(有料)。電気自動車充電スポットも設置されています。

まとめ|こんな人に星のや東京をおすすめしたい

星のや東京が刺さる人

  • 外資高級ホテルは飽きるほど泊まった「ホテル疲れ」上級者
  • 外国人ゲストや海外赴任予定の友人を「日本らしい場所」でもてなしたい人
  • 記念日・両親プレゼント・プロポーズなど一生モノの体験を探している人
  • 都心の喧騒から1泊だけ完全に離脱したいビジネスパーソン
  • 星野リゾートの最高峰を体験してみたい方

逆に、「広いベッドでぐっすり眠ってプール・ジムでフィットネス重視」という方は、フォーシーズンズ大手町やコンラッド東京の方が満足度が高いはずです。星のやは「眠るための宿」ではなく「体験するための旅館」なので、目的を間違えると「がっかり」検索につながりやすい点も正直にお伝えします。

私自身は、ヒルトン・ダイヤモンド会員として外資系ホテルを愛用しつつ、年に1〜2回はこういう日本旅館での「リセット時間」が必要だと感じるようになりました。星のや東京はその選択肢として、間違いなく日本でトップクラスの体験を提供してくれる宿です。

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