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ふるさと納税は年末調整では控除できない|会社員がやるべき手続き2択

年末調整の書類に赤い×マーク、ワンストップ特例と確定申告の2択カードを示したアイキャッチ。ふるさと納税は年末調整できない・やるべき手続きは2択・FP2級/元カード会社営業10年の文字入り クレジットカード

この記事には広告(PR)を含みます。手続きの要件・期限は総務省・国税庁・各自治体の公式情報が優先されます。

結論:ふるさと納税は年末調整では控除できない

先に答えから言います。ふるさと納税は、勤務先の年末調整では控除できません。毎年11〜12月に会社へ提出する保険料控除申告書などにふるさと納税の欄はなく、書く場所もありません。「年末調整の書類にまとめて出せば処理してもらえる」という理解は誤りで、ここでつまずくと、控除が一切受けられず寄付した金額がそのまま自己負担になってしまいます。

では会社員はどうすればいいのか。控除を受ける手段は次の2択だけです。

  • ①ワンストップ特例…確定申告が不要な給与所得者で、1年間の寄付先が5自治体以内の人向け。各自治体へ申請書を出すだけで完了します。
  • ②確定申告…6自治体以上に寄付した人、または医療費控除・住宅ローン控除の初年度などで確定申告をする人向け。ふるさと納税分もまとめて申告します。

どちらを選んでも、控除される総額は原則として同じです(控除上限額の範囲内であれば、自己負担は原則2,000円。上限を超えた分は手続きをしても自己負担になります)。年末調整で処理できない理由と、2つの手続きの中身を、この記事で順番に片づけていきます。

なお、この2択は給与所得者の話です。個人事業主・フリーランスの方はワンストップ特例が使えず、限度額の計算も別物になります:個人事業主のふるさと納税限度額

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手続きの型が分かったら、寄付はどちらのサイトでも

年末調整では処理できない=あとで必ずワンストップ特例か確定申告の手続きをする。それさえ押さえれば、寄付自体はいつでも始められます。ワンストップ申請のオンライン完結で選ぶならさとふる、普段から楽天を使うなら楽天ふるさと納税です。

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画面が直感的で、初めてでも迷いにくい。寄付のあとのワンストップ申請はアプリでオンライン完結できます(対応自治体)=書類の書き忘れ・出し忘れのリスクを減らせます。

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普段から楽天を使う人に。楽天IDでそのまま寄付でき、いつもの画面で返礼品を選べます。

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※ワンストップ特例の対応可否は自治体により異なります。控除上限は各サイトの公式でご確認ください。

そもそも自分がいくらまで寄付できるかが未確定な方は、先に控除上限額(限度額)の考え方を確認しておくと、この後の話が入りやすくなります。ふるさと納税自体が初めての方は初めての人向けのやり方から入るのが近道です。

なぜ年末調整で処理できないのか

理由はシンプルで、年末調整のタイミングでは、その年のふるさと納税の総額がまだ確定していないからです。

ふるさと納税は1月1日から12月31日までの1年間の寄付が対象です。12月30日に駆け込みで寄付する人もいるため、寄付額は12月31日を過ぎるまで確定しません。一方、多くの勤務先では、書類の回収や計算の都合で11〜12月に年末調整の手続きが進みます(具体的な時期は会社によって異なります)。つまり「年末調整の締切」のほうが「寄付額の確定」より先に来てしまうのです。まだ決まっていない金額を、勤務先が処理できるはずがありません。

時系列にすると、このズレが一目でわかります。

1年間の時間の流れ(年末調整 と 寄付確定 のズレ)
1月 〜 12月
ふるさと納税ができる期間(いつ・何度でも寄付可能)
11〜12月ごろ ← 年末調整の締切(時期は会社による)
勤務先が保険料控除などを計算。この時点で寄付額はまだ確定していない
12月31日 ← ここでやっと1年分の寄付が確定
年末調整はもう終わっている=間に合わない
締切(オレンジ)が確定(グリーン)よりに来るため、年末調整では処理できない。だから別の手続きが必要になる。

この「締切が先、確定が後」という順番が、年末調整で処理できない大きな理由です。加えて、そもそも寄附金控除(ふるさと納税)は年末調整で扱う控除の対象に含まれていないため、仮に金額が先に確定していても年末調整では処理できません。裏を返せば、寄付が確定した翌年に、自分で控除の手続きをすればいいということ。それが次に説明するワンストップ特例と確定申告です。

具体例で考えるとイメージしやすくなります。たとえば12月20日に3万円を寄付したとしても、その情報が会社の年末調整に反映されることはありません。会社は秋のうちに配布した書類をもとに計算を進めており、あなたが年末に寄付するかどうかを知る立場にもないからです。だからこそ、寄付をした本人が翌年に自分で手続きをする——これがふるさと納税の控除の大原則だと押さえておいてください。「会社が勝手にやってくれるもの」ではなく「自分で完了させるもの」だと意識が切り替われば、あとの手続きで迷いにくくなります。

手続き①ワンストップ特例=確定申告不要の条件と手順

会社員のいちばん手軽な方法がワンストップ特例です。確定申告をしなくても、寄付先の自治体へ申請書を送るだけでふるさと納税の控除が受けられます。ただし、誰でも使えるわけではありません。

使える条件(2つとも満たす人だけ)

  • (a) もともと確定申告が不要な給与所得者等であること…年末調整で納税が完結する会社員が典型です。
  • (b) 1年間の寄付先が5自治体以内であること…同じ自治体に複数回寄付しても「1自治体」と数えます。数えるのは寄付の回数ではなく自治体の数です。

この2つを両方満たす場合のみ、ワンストップ特例が使えます。どちらか一方でも外れる人は、後述の確定申告に進みます。数え方を勘違いしやすいのが(b)で、たとえば同じA市に3回、B町に2回寄付しても「2自治体」なのでワンストップの範囲内です。逆に、少額でも5つを超える市区町村に散らして寄付すると、金額に関係なく条件から外れます。「回数」でも「金額」でもなく「自治体の数」で線が引かれる、とだけ覚えておけば取り違えは防げます。

手順(寄付のたびに申請書を提出)

流れ自体はシンプルで、3ステップだけです。①寄付の申込時に「ワンストップ特例の申請書を希望する」にチェック②届いた申請書に記入し、マイナンバー確認書類などを添付③寄付先の自治体ごとに提出。5自治体に寄付したなら5通を、それぞれの自治体へ出します。近年はオンラインで申請が完結する自治体・サービスも増えていますが、必要書類や対応状況は自治体ごとに異なるため、各自治体・各サイトの案内で必ず確認してください。

最重要の注意点:期限と控除のされ方

  • 期限は「寄付した翌年の1月10日 必着」…消印ではなく、各自治体に届いている必要があります。年末ギリギリの寄付は、この期限に間に合わせるのが特に難しくなるので、余裕を持って提出してください。
  • 控除は住民税から全額…ワンストップ特例では、確定申告なら所得税から戻る分も含めて、まとめて翌年度の住民税から控除されます。銀行口座への還付という形ではなく、住民税が安くなる形で戻ってくると理解しておくと安心です。

「いつまでに何をするか」を締切からまとめて把握したい方は、ふるさと納税はいつまで?締切カレンダーを合わせて確認しておくと動きやすくなります。1年のなかで得しやすいタイミングは年間お得カレンダーも参考になります。

手続き②確定申告が必要になるケース

次のいずれかに当てはまる人は、ワンストップ特例が使えません。確定申告でふるさと納税分もまとめて申告することになります。

  • 6自治体以上に寄付した…寄付先が5自治体を超えた時点で、ワンストップの条件(b)から外れます。金額の多寡ではなく自治体の数で判定されます。
  • 医療費控除やその他の理由で確定申告をする…医療費が多くかかった年など、別の控除のために確定申告をするなら、ふるさと納税もそこに含めて申告します。
  • 住宅ローン控除の初年度…住宅ローン控除は初年度だけ確定申告が必要です。この年はワンストップではなく確定申告側で処理します。

ここで見落としやすいのが、ワンストップ特例の申請書を出した後で確定申告をすると、そのワンストップ申請は無効になるという点です。たとえば「5自治体に寄付してワンストップ申請も済ませたが、あとで医療費控除のために確定申告をすることにした」という場合、ワンストップ分は自動では引き継がれません。確定申告のときにふるさと納税の寄付も含めて申告し直す必要があります。ここを忘れると、ふるさと納税の控除だけがまるごと抜け落ちてしまうので要注意です。

確定申告でふるさと納税を申告するときの要点も押さえておきましょう。用意するのは、自治体から届く寄附金受領証明書(または寄付ポータルサイトが発行する年間寄付額の証明)です。確定申告書の寄附金控除の欄に、1年分の寄付額をまとめて記入・入力します。医療費控除など他の申告と同じ確定申告のなかで一度に済ませられるので、もともと確定申告をする年であれば、ふるさと納税を加える手間はそれほど大きくありません。証明書の様式やポータルサイトの一括発行の可否は年や事業者によって変わるため、細かな運用は各自治体・各サイトの案内で確認してください。

確定申告の場合、控除は所得税の還付+住民税の控除という組み合わせになります。ワンストップが「翌年度の住民税から全額差し引かれる」のに対し、確定申告では所得税として一部が口座に還付され、残りが翌年度の住民税から差し引かれる——という戻り方の違いがあります。形は違いますが、自己負担2,000円を除いた控除の総額は原則として同じです。「確定申告のほうが得」「ワンストップのほうが損」といった有利不利は、基本的にありません。戻り方が銀行口座か住民税かという“見え方”の違いだと理解しておけば十分です。

どっちを選ぶ?30秒判断チャート

自分がどちらの手続きなのか、2つの質問で判定できます。上から順にたどってください。

Q1. 寄付先は「5自治体以内」ですか?
YES(5以内)
Q2. 医療費控除や住宅ローン控除の初年度など、他に確定申告の予定がありますか?
NO
→ ①ワンストップ特例
YES
→ ②確定申告
NO(6以上)
→ ②確定申告(自治体の数だけで確定)
ポイントは2つだけ。「5自治体以内か」「他に確定申告をするか」。どちらかで確定申告に振れたら②です。

迷ったら「他に確定申告をする予定があるかどうか」を先に考えると早いです。予定があるなら、ふるさと納税もその確定申告に乗せてしまうのがいちばんシンプルで、申請漏れも起きにくくなります。逆に、確定申告の予定がまったくなく、寄付先も数か所に収まりそうなら、ワンストップ特例で完結させるのが手間の少ない選び方です。年の途中では確定申告をするかどうか決まらないこともありますが、その場合はとりあえずワンストップ申請を出しておき、あとで確定申告をすることになったら申告し直す、と考えておけば大きな失敗は避けられます。

年末調整の書類に書く欄はある?よくある勘違い集

「年末調整で控除できない」と聞いても、実際の書類を前にすると迷う人が多いところです。よくある勘違いをQ&A形式で片づけます。

Q. 保険料控除申告書のどこかに、ふるさと納税を書く欄がある?

ありません。年末調整で使う「保険料控除申告書」に記入するのは、生命保険料・地震保険料・社会保険料・小規模企業共済等掛金などです。ふるさと納税(寄附金控除)を書く欄はそもそも存在しません。生命保険料控除と同じ感覚で書こうとして手が止まる人が多いですが、書く場所がないのが正解です。「欄が見当たらない=自分の書類が間違っている」わけではなく、そもそも年末調整では扱わない控除だから欄がない、と理解すれば迷いません。

Q. 寄付の受領証明書を会社に提出すればいい?

いいえ。ふるさと納税の受領証明書(寄附金受領証明書)は、会社に出す書類ではありません。ワンストップ特例なら各自治体へ、確定申告なら申告時に自分で使う書類です。会社に渡しても年末調整では処理できないため、大切に手元で保管してください。

Q. 年末調整で書き忘れた(=そもそも書けない)。もう手遅れ?

手遅れではありません。前述のとおり年末調整では最初から処理できないので、「書き忘れ」という概念自体がありません。翌年にワンストップ特例(翌年1月10日必着)か確定申告をすれば、きちんと控除を受けられます。年末調整で何もしなかったこと自体は問題ではないのです。

Q. 会社に「ふるさと納税をしている」と知られる?

年末調整で扱わない以上、その場で会社に申告する必要はありません。控除は住民税に反映される形になるため、翌年度の住民税決定通知書に寄附金に関する控除額が記載されることはありますが、そこから会社が寄付の中身を細かく把握するような性質のものではありません。いずれにせよ手続きはワンストップか確定申告で自己完結します。会社の年末調整の書類に書く必要はない、と覚えておけば十分です。気になる細部の見え方は、お住まいの自治体の案内でも確認できます。

ここまでの勘違いに共通するのは、「ふるさと納税を年末調整の枠内で処理しようとしてつまずく」という点です。年末調整はあくまで給与にかかる税金を勤務先が精算する仕組みで、ふるさと納税はその外側にある——この線引きさえ頭に入れておけば、書類の前で固まることはなくなります。やるべきことは、翌年に自分でワンストップ特例か確定申告のどちらかを済ませる、ただそれだけです。

FAQ:ふるさと納税と年末調整のよくある質問

ふるさと納税は年末調整と一緒にできますか?

できません。ふるさと納税は年末調整の対象外です。会社員が控除を受ける方法は、ワンストップ特例(寄付先5自治体以内・翌年1月10日必着)か、確定申告の2択です。年末調整で使う保険料控除申告書にはふるさと納税を書く欄がなく、勤務先では処理できません。寄付額が12月31日まで確定せず、11〜12月に行う年末調整の締切に間に合わないためです。

年末調整で書き忘れたらどうなりますか?

ふるさと納税は年末調整で処理する仕組みがないため、「書き忘れ」で控除を失うことはありません。翌年にワンストップ特例を申請するか(翌年1月10日必着)、確定申告をすれば控除を受けられます。年末調整では何もしていなくて正常です。ワンストップの期限を過ぎてしまった場合でも、確定申告をすればふるさと納税分を申告できます。

ワンストップ特例と確定申告はどっちが得ですか?

控除の総額は原則としてどちらも同じで、自己負担は2,000円です。ワンストップは翌年度の住民税から全額控除、確定申告は所得税の還付と住民税の控除の組み合わせになりますが、有利不利はほぼありません。寄付先が5自治体以内で他に確定申告の予定がなければワンストップ、6自治体以上か医療費控除などで確定申告をするなら確定申告、と手続きの手間で選ぶのが実用的です。

保険料控除と一緒に会社へ提出できますか?

できません。年末調整で提出する保険料控除申告書には、生命保険料や地震保険料などの欄はありますが、ふるさと納税(寄附金控除)の欄はありません。寄附金受領証明書を会社に渡しても処理されないため、手元で保管し、ワンストップ特例なら各自治体へ、確定申告なら申告時にご自身で使ってください。

ワンストップ申請後に確定申告をしたらどうなりますか?

ワンストップ特例の申請は無効になります。医療費控除などで後から確定申告をすることになった場合は、確定申告のなかでふるさと納税の寄付も含めて申告し直す必要があります。これを忘れると、せっかくのふるさと納税の控除がまるごと反映されません。確定申告をするなら、寄附金受領証明書などをもとに寄付分を必ず入力してください。

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