「議事録づくり、そろそろAIに任せたい」
そんなビジネスパーソンの声に応えるツールが、**Googleが無料で提供するAIノートツール「NotebookLM」**です。
PDFや音声ファイル、Googleドキュメントを読み込み、AIが自動で要約・整理・分析してくれるNotebookLM。
議事録作成はもちろん、会議そのものの質を改善する評価までこなす、まさに“会議の相棒”。
本記事では、NotebookLMの機能と活用法を5つのステップで分かりやすく解説します。
Step1:NotebookLMとは?
NotebookLMは、Googleが開発したAIノートツールで、音声・ドキュメント・ウェブページ・PDFなどさまざまな情報を一元管理&解析できます。
2025年5月現在、Googleアカウントさえあれば無料で利用可能。インストール不要で、すぐ使い始められます。
Step2:会議データをアップロード
議事録の素材となるデータ(録音・メモ・資料)をNotebookLMにアップロードします。
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会議音声(M4Aなど) → 自動文字起こし
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PDFやGoogleドキュメント → 内容分析・要約
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Zoomの録画データ → 音声だけ抽出して活用可能
録音はスマホで十分。Pixelの「レコーダー」やiPhoneの「ボイスメモ」で録音し、そのファイルをGoogleドライブにアップ→NotebookLMに読み込ませるだけでOKです。
Step3:AIが議事録を自動生成
音声や資料を読み込ませたら、あとはAIに指示を出すだけ。
例:「この会議の議事録を作成してください」
→ 要点・議題・発言者・決定事項などを自動で整理
より精度を高めたい場合は、以下のような構造テンプレートもプロンプトで指定すると◎:
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開催日時・出席者
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議題のタイムライン
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アクション項目一覧(担当者・期限つき)
ちょっとした修正でそのまま社内に共有できるレベルの精度で出力されます。
Step4:議事録だけじゃない。会議そのものをAIに評価させる
NotebookLMの本領発揮はここから。
会議内容を元に、AIにこんな問いを投げかけてみてください:
「あなたは経営コンサルタントです。この会議を評価し、改善点を教えてください」
評価軸:議論の深さ/時間の適切さ/決定事項の明確さ/参加者の積極性/アイデアの質
すると、AIが実際の内容に基づき、
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「議論は広がったがペルソナ設定が甘い」
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「決定事項が抽象的で、明文化が必要」
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「事前共有を行えば、もっと意見が出やすくなる」
など、**具体的なフィードバックを返してくれます。
「だらだら会議」から「目的明確な会議」へ。NotebookLMが会議改善のきっかけになります。
Step5:無料でここまで使えるのがすごい
NotebookLMは2025年5月現在、以下の機能をすべて無料で提供中:
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音声の自動文字起こし
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要約・議事録生成・FAQ化
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会議評価・アクションリストの抽出
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Googleドライブ連携でのチーム共有
小規模チームやフリーランス、ベンチャー企業にとっては、コストをかけずに会議の質と業務効率を高める最強ツールです。
まとめ:NotebookLMで“考える会議”に進化しよう
これまで「録音→聞き返し→手作業で議事録」という重労働だったプロセスが、NotebookLMなら録音→アップロード→AIが自動生成という流れに変わります。
しかも、会議自体の改善点までフィードバックしてくれる。
AIに“議事録係”も“ファシリテーター役”も任せて、人間は本来の思考と判断に集中できる時代が来ています。
🔗 今すぐ使ってみたい方は:https://notebooklm.google.com/
🔍 NotebookLMはGoogleアカウントがあれば無料。面倒な設定も不要です。
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