【元法人カード営業が語る】アメックスVSダイナース

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クレジットカード

「アメックスを持ってるけど、ダイナースってどうなの?」
「結局どっちがいいの?」——そんな質問、めちゃくちゃよく聞かれます。

大手カード会社2社で約10年、クレジットカードの営業をしていました。ダイナースカードには、アメックスには出せない強みが確実にあると。

この記事では、元法人営業だからこそ知っているリアルな視点で、アメックスとダイナースを徹底比較します。どちらが自分に合うか、具体的にわかるはずです。

📋 もくじ

  1. この記事を書いた人(プロフィール)
  2. アメックスとダイナース、そもそも何が違う?
  3. ダイナースカードの5つの強み【元営業が解説】
  4. アメックスの加盟店問題——実際に起きたこと
  5. JCB提携で「実は使える」を知らない人が多すぎる
  6. 年間決済額別おすすめの組み合わせ
  7. まとめ——どちらを選ぶべきか

🎴
元クレジットカード法人営業職(約10年)。クレジットカードの法人・個人営業を担当し、数百名のお客様にカード提案を行ってきた。現在は社労士事務所勤務のかたわら、実体験に基づいたクレカ情報を発信中。FP2級保有。

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① アメックスとダイナース、そもそも何が違う?

アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブ、どちらも「高級カード」「ステータスカード」として知られています。でも実際に中身を比べると、狙っているお客様層もサービスの方向性もかなり異なります

大きく言うと——

  • アメックス:旅行・ライフスタイル全般に強い。ポイントの柔軟性と会員特典の幅広さが武器。
  • ダイナース:「食」と「接待」に特化した伝統的なプレミアムカード。限度額の出やすさとビジネス利用に強み。

どちらが「上」ということではなく、使い方と目的によって最適解が変わるというのが正直なところです。

② ダイナースカードの5つの強み【元営業が解説】

強み1|食事サービスの充実度はダイナースが圧倒的

ダイナースという名前、語源はご存じですか?英語の「Diner(食事をする人)」から来ています。創業の原点が「食」にあるだけあって、グルメ・飲食関係のサービスはアメックスとは比較にならないレベルで充実しています。

高級レストランの優待、接待に使えるコース料理の割引、料亭やホテルダイニングとの提携——営業マンとして接待の多い法人顧客に提案するとき、ダイナースの食事サービスは本当によく刺さりました。

接待や会食の多いお客様には、迷わずダイナースを勧めていました。「お客さんをいいお店に連れて行きたいけど、コスト管理もしたい」というニーズに、ダイナースのグルメ優待はドンピシャだったんです。アメックスも悪くないんですが、食事に特化した深さがダイナースとは違いました。

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強み2|今でも紙の会員誌を毎月郵送している

アメックスの会員誌は以前は紙で毎月届いていましたが、デジタルに移行しました。一方、ダイナースは今でも毎月冊子を会員に郵送し続けています

「紙の雑誌ってそんなに大事?」と思うかもしれません。でも、高級カードを持つ層のお客様にとって、これが意外と重要なんです。毎月手元に届く冊子には、レストランの優待情報、旅行の特集、会員限定イベントの案内が掲載されています。読んでいるうちに「使いたいサービス」が自然と見つかる——これがカードの利用促進につながっています。

「冊子が届くと、ちゃんと読んじゃうんだよね」という声を何度もお客様から聞きました。デジタルだとつい見逃してしまうけど、物理的に手元にあると違う。ダイナースがあえて紙を続けているのは、単なる慣習ではなく、会員体験へのこだわりだと思っています。

強み3|限度額が出やすい

これはあまり表に出てこない話ですが、ダイナースカードは他のステータスカードと比べて、高い利用限度額が出やすい傾向があります

ダイナースは昔から「一定以上の収入・属性を持つ富裕層向け」のポジショニングが明確なため、審査が通るお客様にはしっかりとした限度額が設定されます。法人の決済や高額な接待費用をまとめて一枚で管理したいというビジネスマンには、これは大きなメリットです。

強み4|ブラックカードを目指すならダイナース・プレミアムが近道

「いつかブラックカードを持ちたい」——そう思っているクレカ好きは多いはず。アメックスのブラックといえば「センチュリオンカード」が有名ですが、取得難易度は非常に高く、インビテーション(招待)を待つだけで何年もかかることがあります

一方、ダイナースのプレミアムカードは、センチュリオンと比べて圧倒的にインビテーションを受けやすい。ブラックカードを持つという体験や箔を得たいなら、ダイナース経由が現実的な近道です。

「センチュリオン欲しいんだけど、どうすればもらえる?」という質問はよく受けました。正直に答えると、「ダイナースのプレミアムを目指した方が早いですよ」と言うこともありました。ブランドの格としてはセンチュリオンの方が上ですが、現実的な取りやすさはダイナースが勝ります。

強み5|ビジネスアカウントで2枚持ちがコスパよくできる

アメックスで個人カードとビジネスカードを両方持とうとすると、それぞれ別に年会費がかかります。2枚持つと当然コストが2倍になります。

ダイナースは、メインカードに「ビジネスアカウント」を追加する形で、個人口座と法人・個人事業用口座を分けて管理できます。追加費用はアメックス2枚持ちより抑えられるケースが多く、プライベートと仕事の支出を明確に分けたいビジネスマンにとっては非常に合理的な選択です。

また、コンパニオンカード(Mastercardブランド)を作れるのもダイナースの大きな特徴です。ダイナースやアメックスが使えない加盟店でも、コンパニオンカードがあれば対応できます。

③ アメックスの加盟店問題——実際に起きたこと

アメックスの弱点として「加盟店が少ない」という話はよく聞きます。でも、実際に現場で何が起きているのか、具体的な話を知っている人は少ないと思います。

「機械をしまわれた」という実体験

海外に行ったお客様から、こんな話を聞きました。レジでアメックスを出したところ、店員がアメックス対応の決済端末をさっとしまってしまったというんです。「今はVISAかMastercardしか使えません」と言われたと。

理由はシンプルで、アメックスは加盟店が払う手数料がVISA・Mastercardより高い。だから、店側がわざとアメックスを使わせないようにしていたわけです。これは私が営業時代に何度もお客様から聞いた話です。

これはアメックスに限らず、ダイナースやJCBなど「国際ブランドとしてのシェアが小さいカード」全般に言えることです。特にヨーロッパや東南アジアの一部では顕著で、メイン1枚持ちは正直リスクがあります。

ダイナースも海外では使えない場所がある

ダイナースもまた、海外での加盟店はVISA・Mastercardと比べると限定的です。

「タイに行ったんだけど、ダイナース全然使えなかったよ」という声も実際に聞きました。日本国内なら問題ないケースが多いんですが、海外旅行でメイン1枚持ちは避けた方がいい。だからこそ、ダイナースのコンパニオンカード(Mastercard)の存在は重要なんです。

つまりアメックスもダイナースも、単体での海外利用には不安が残る。だからこそ、サブカードとの組み合わせが重要になってきます。

④ JCB提携で「実は使える」を知らない人が多すぎる

これ、本当に知らない方が多いので声を大にして言います。

アメックスとダイナースは、日本国内でJCBと加盟店提携をしています。

つまり、レジにVISA・Mastercard・JCBのロゴが貼ってあって、アメックスのロゴがなくても——JCBのロゴがあればアメックスもダイナースも使えるケースがあります

「JCBって書いてあるのにアメックスが使えなかった!」とお怒りのお客様に、「次行ったときにとりあえず出してみてください」とお伝えすると、「使えました!」という報告を何度もいただきました。知ってるか知らないかで、体験がまったく変わります。

もちろん全ての店で使えるわけではありませんが、「アメックスは使えない」と決めつける前に、一度試してみる価値はあります

⑤ 年間決済額別|アメックス+サブカードのおすすめ組み合わせ

アメックスをメインに使う場合、サブカードとの組み合わせが非常に重要です。加盟店の補完、プライオリティパスの確保、ポイント還元の最大化——目的によって最適な組み合わせが変わります。 年間決済額 メインカード おすすめサブカード ポイント 150〜200万円 ヒルトン・オナーズ AMEX ダイナースクラブ プライオリティパス年10回・HoteLux特典 200〜250万円 AMEXゴールド・プリファード UCプラチナ 航空券購入で最大7%還元・プライオリティパス年6回 250〜300万円 ヒルトン・オナーズ AMEX エポスゴールド→プラチナ狙い プライオリティパス無制限・インビテーション狙い 300〜350万円 AMEXゴールド・プリファード 三井住友ゴールドNL コンビニ最大20%還元・年会費永年無料条件あり 350〜400万円 アポロステーション ザ・プラチナ セゾンAMEX ダイナースクラブ プライオリティパス合計40回・ダイナースHoteLux

150〜200万円:ヒルトン×ダイナースの旅行特化コンビ

年間150万円使えばヒルトンの無料宿泊特典+ゴールドステータスが自動付帯。ダイナースをサブに置くことでプライオリティパス年10回とHoteLuxホテル優待を確保。旅行をよくするビジネスマンにはかなり強い組み合わせです。

 

200〜250万円:ゴールドプリファード×UCプラチナの航空特化コンビ

AMEXゴールド・プリファードは年間200万円利用でフリー・ステイ・ギフト(無料宿泊券)が付与。ただしANAマイルへの交換が年間上限4万ptというデメリットがある。それをUCプラチナの航空券購入7%還元で補うイメージです。

300〜350万円:ゴールドプリファード×三井住友ゴールドNLのコスパ最強コンビ

三井住友ゴールドNLは年間100万円利用で年会費が永年無料になる条件あり。コンビニ・ドラッグストアでの還元率が最大20%と日常使いで強い。AMEXで旅行・接待、三井住友で日常——という役割分担が明確な組み合わせ。

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⑥ まとめ——アメックスとダイナース、どちらを選ぶべきか

🏆 こんな人にはダイナースがおすすめ

  • 接待・会食が多いビジネスマン
  • 高い利用限度額が必要な人
  • ブラックカード(プレミアム)を目指している人
  • 個人+ビジネスの支出をまとめて管理したい人
  • VISA/Mastercardとのコンパニオンカードで使い分けたい人

✈️ こんな人にはアメックスがおすすめ

  • 旅行・ホテル特典を最大限に使いたい人
  • ポイントの使い道を柔軟に選びたい人
  • ヒルトン・マリオットなどのホテルに頻繁に泊まる人
  • ライフスタイル全般で会員特典を使い倒したい人

正直なところ、どちらか1枚だけ選ぶ必要はありません。アメックスをメインに、ダイナースをサブに——あるいはその逆——という組み合わせが、使い方の幅を最大化する現実解です。

10年間アメックスを売り続けた私が言えることは、「どのカードが最強か」ではなく「自分のライフスタイルに何が最適か」を考えることが一番大事だということ。この記事が、その判断の助けになれば嬉しいです。

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※ 本記事の情報は執筆時点のものです。年会費・特典内容は変更になる場合があります。最新情報は各カード公式サイトでご確認ください。

 

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