伊藤匠さんは、9月26日の最終日を待たずして2位以内を確定させると同時に、10月1日付での四段昇段を決め最年少棋士となります。
この記事では「藤井を泣かせた男」である伊藤匠さんの弁護士の父を持つという経歴やプロフィールについて書いて行きます。
最年少棋士の誕生
2020年10月1日に新しい現役最年少棋士が誕生します。
藤井棋士が2016年10月に四段になって以来、4年間変抜かれてこなかったが、誕生日が約3か月遅い伊藤新四段が誕生します。
幼稚園時代から指導した師匠の宮田利男八段は「あの子は他の子とは違います。だから1年以上遅い!バカ野郎!という気持ちです。」と独特の言葉で祝福。
「藤井二冠のようになるかはわかりませんが、なってみろ!やってみろ!」と大きな期待をしています。
伊藤匠新四段について
伊藤匠棋士は2002年10月10日生まれです。
東京都世田谷区出身で宮田利男八段の門下で、同年7月19日生まれの藤井聡太棋士とは同学年であるが今回、現役最年少の棋士となります。
5歳の時に父 雅浩さんに教わり将棋を始めており、小学5年生で奨励会(=プロ育成機関)に入会。
得意戦法は「相掛かり」で、2018年4月から三段リーグへ参戦。
趣味は野球観戦(父が名古屋出身でドラゴンズファン)
好物は味噌カツ。
奨励会への入会平均年齢は12歳。
11歳で奨励会に入会という事で、当時はまだ頭角を表していなかったのかもしれませんね。
#伊藤匠 三段 10.1現役最年少棋士誕生!小3で藤井2冠を泣かせた男、まず「戦えるところまで」 https://t.co/xe8DgUp7Ig #スマートニュース
— N☆かりん (@Enu_Karin) September 26, 2020
プロ棋士になるには?
プロ(四段)への道であるが、まずは日本将棋連盟の研修会入会。
ここで規定の成績を収めると奨励会6級へ編入となる。
勝ち進む事によりステップアップし、三段に到達すると約30人が半年間でリーグ戦各18局を行う。
そのうち上位2人が四段へ昇段できる。
このほかに3位を2回獲得すれば四段となって各棋戦への出場が可能となる。
ただし、順位戦だけは規定の実績を挙げるまで参加が認められない。
原則として26歳までに四段昇段できない場合は退会となります。
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藤井を最後に泣かせた男
伊藤棋士が藤井2冠と対戦したのは2012年1月(当時小学3年生)、小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会の準決勝でした。
伊藤棋士に敗れた藤井は人目をはばからず号泣したそうです。
それ以後、ほとんど涙を見せなくなったことから、伊藤には「藤井を最後に泣かせた男」の異名がつつきました。
これには「親から聞きましたが、自分はほとんど覚えていません」と苦笑い。
藤井七段と伊藤三段は小学生低学年の頃から、全国的に有名な少年強豪でした。
2010年に小学2年の伊藤少年(東京)はJT将棋日本シリーズの子供低学年大会において、関東大会(参加940人)で優勝しています。
その時、藤井少年は(愛知)は東海大会で準優勝しています。
父親が弁護士
伊藤匠新四段の父親は伊藤雅浩さんで、弁護士をされているそうです。
名古屋の千種高校(難関です)から名古屋大学の院を出て理系のはずが、一橋大学法科大学院へと進学されています。
この親にしてこの子あり!と言った感じではないでしょうか?
親子揃って「努力の天才」なのでしょう⭐︎
伊藤匠新四段 藤井を泣かせた男 まとめ
実は四段昇格の平均年齢は21歳と言われております。
奨励会に入ってからの成長スピードが凄いですよね。
藤井さんと並んで未来の将棋界を担うスーパースターに注目して行きたいと思います⭐︎