はじめに
「営業にLINEって、どうなの?」
そう思う40代営業マン、まだまだ多いと思います。
かつての僕もそうでした。LINEはプライベート用、仕事では電話とメール——それが営業の基本だと。
でも、ここ数年で価値観は大きく変わりました。
今やLINEは、営業における“信頼構築ツール”としても最強レベルです。
今回は、営業歴20年超の僕が実践している「LINE活用術」を紹介します。
なぜ今、営業でもLINEが必要なのか?
● メールより返信が早い
ビジネスメールでは「返信待ち」が当たり前ですが、LINEなら即レスも珍しくありません。
テンポよく商談が進む=チャンスを逃さない。
● 電話より気軽で、相手に圧を与えない
特に若手や女性のお客様に対しては、電話よりLINEの方が「適度な距離感」で信頼を得やすい。
● BtoCでもBtoBでも効果あり
住宅、不動産、保険、美容系…LINEでのやり取りが定着してきた業界では、むしろ「LINE対応=安心感」につながります。
信頼される営業マンのLINEの使い方
1. 文面は「短く・丁寧に」
LINEはスピード重視。でも礼儀がないと軽く見られます。
「ご連絡ありがとうございます!また詳細ご相談させてくださいね」
→ この“ね”が入るだけで柔らかさが段違い。
2. スタンプを「選んで使う」
営業マンが“ウケ狙いスタンプ”を多用すると信頼感が落ちることも。
おすすめは、ビジネス向け敬語スタンプや、ちょっとした「ありがとう」「了解です」の省略型。
3. 既読スルーに一喜一憂しない
LINEは「見た=返せる」ではないのが当たり前。
焦って「いかがでしょうか?」と追いLINEすると逆効果になる場合も。
→ 放置されて3日なら、“次の提案”という形で自然に会話を再開するのがコツです。
実際に効果のあった活用テクニック
● タイムラインを“名刺代わり”に使う
「営業感ゼロの雑談投稿」を定期的にアップすると、
“押し売りされない安心感”を与えることができる。
例:
- 週末に見た映画
- カフェでの気づき
- 誰かに感謝したエピソード
→ 見てくれてる人は見てる。思い出してもらうきっかけになります。
● あえて“日曜の夕方”に一言メッセージ
「今週もよろしくお願いします!」という一言だけでも、
「この人、丁寧だな」と印象に残ることも。
→ 営業は、“売らずに覚えてもらう”ことがカギです。
LINEを営業に使うときの注意点
× 1日に何通も送らない
営業LINEが“通知ストレス”になっては逆効果。
「情報を整理してから一通でまとめる」のが鉄則。
× 友だち追加を強制しない
「LINEで連絡してもいいですか?」の一言があるかどうかで信頼感は変わります。
× 無理にカジュアルになりすぎない
40代営業マンは「礼儀+柔らかさ」のバランスが命。
“軽いノリ”に逃げず、節度あるフランクさを意識しましょう。
まとめ:LINEは“売る道具”ではなく“覚えてもらうツール”
営業の世界では、「あの人、感じよかったよね」が武器になります。
LINEは、その“感じよさ”を日常の中で伝えるチャンスです。
だからこそ、ただの連絡ツールで終わらせるのはもったいない。
40代こそ、
- 丁寧なやりとり
- 一言の気配り
- 続く関係性
これらをLINEで作っていきましょう。
営業×LINE=“印象に残る人”になる近道です。